現在最も性能がズバ抜けているのが韓国エンジェル社の「エンジェルジューサーAG7500」でしょう。
他をよせつけない圧倒的な搾汁量で「最強のスロージューサー」と言っても過言ではありません。
ですがやはり最大のネックは「価格」。
ここではAG7500の優れている点やデメリットなどをヒューロムスロージューサーの最新機種「アドバンスド100」と比較しながら価格や口コミについてまとめていきます。
目次
価格
主な通販サイトの価格
まず、主要な販売店をご覧ください。詳細な価格については下記の通販サイトのボタンをクリックで確認できます。

上記をチェックしてもらえばわかると思いますが、AG7500はほぼ「ピカイチ野菜くん」というショップが販売元になっています。なので価格はどこの通販サイトで買っても変わらず、189,000円(税込み)。
ではどこが一番お得か?
それは「ピカイチ野菜くん本店」でしょう。
とりあえずここは最初にチェックしておきましょう。なぜなら期間限定特価で販売している可能性があるからです。サービスがどこも同じならなるべく安い方がいいですからね。
公式も同じ値段でしたら後は普段使い慣れてるショップでいいでしょう。中でも楽天はポイントが魅力なので公式の次におすすめです。
中古品はどこで探せばいい?
エンジェルジューサーはハンドメイド製品なので生産台数にも限りがあるため、大量生産で安く売るということがなかなか難しいです。
なので安くで買おうと思ったらピカイチ野菜くん本店をマメにチェックするか中古を探すしかありません。
リサイクルショップを巡るという手もありますが遭遇することが奇跡に近い確率なのであまり現実的ではないでしょう。
現状ではメルカリやヤフオクなどの個人売買に頼るしかないようです。それが嫌ならきちんとしたショップで新品を購入しましょう。
口コミ・レビュー
では実際に購入した人の感想はどうだったのでしょうか。
AG7500に関しての投稿が最も多いのは楽天市場です。
総合評価は、投稿者70人中48人(68.5%)が★5(満足)と回答しています。
★4(良かった)が70人中21人(30%)。★3(普通)が1人でした。
特筆すべきは★2(悪かった)と★1(最低)が1人もいなかったという点!これはなかなか他の商品では見られません。
以上を踏まえて、これらの投稿から多かった意見をまとめてみました。
まとめただけなので上の口コミ一覧を見た人はここから先は飛ばしても大丈夫です。そして以下の人数のカウントは参考程度でお願いします。数え間違いがあるかもしれないので…。
悪かった点ベスト3
1位:掃除が面倒(70人中17人)
やはり掃除・手入れの大変さを挙げる人が多かったです。
具体的には「ハウジングの掃除が面倒」「ハウジング内のカスが最後まで取れない」など。
↑AG7500のハウジング。
確かに細い管の部分はお湯などにある程度浸けてからでないと面倒でしょう。
同率1位:値段が高い(70人中17人)
やはり189,000円という値段はためらう人も多いです。即決できる人はごくわずか。
知ってから購入するまで半年~1年かける人もまあまあいます。
ですが値段に見合う価値があったと考える人がほとんどのようです。
3位:重い・大きい(70人中12人)
AG7500の重さは約12kg。2Lのペットボトル6本、つまり1ケース分の重さですね。あれをダンボールごと持ち上げるのを想像すれば重さがわかりやすいのでは。
取っ手やハンドルが欲しかったという声も。
本体だけでなく部品も重いという人も。ステンレスは基本的に重いですからね…。健康に気を遣う人が多いので運動と割り切るしかないかも。
大きさは幅が51.4cm。腕をまっすぐ伸ばして指先から肩くらいの幅はあると思った方が良いでしょう。
ですが大きさはそこまで気にする人はいなくて、むしろ存在感があってインテリアとして良いという流れだった気がします(個人的な感想です)。
4位:食材の投入に手間がかかる(70人中8人)
この点が皆さん地味に苦労しているようでした。
「なかなか人参が入っていかない」「押し棒が必須」「まあまあ力がいる」など。
食材のカットの仕方など、多少の慣れが必要。ですが慣れてしまえばすんなり飲み込んでくれるという声も多数。
その他の意見:シリコンリングが弱い
AG7500唯一の欠点と言っても良いのがシリコンリング。
すぐ切れるという人が多く、不満を持っている人が多いです。1ヶ月もたたずに破れてしまう人も多く、ある程度予備を持っておいた方が良いでしょう。
メーカーがもっと丈夫なリングを作ってくれればいいんですけどね。
良かった点ベスト5
良かった点は項目が多かったのでベスト5という形を取らせていただきました。
1位(70人中27人):ジュースが美味しい・質が良い
AG7500を買って良かったと思える部分は味が一番大きいでしょう。ジューサーで作っていた人はもちろんのこと、他社製のスロージューサーで作っていた人たちも味の違いに驚いています。
「美味しさが全然違う」「子供も飲むようになった」「甘くてビックリ」などなど。
最高峰は伊達じゃないってことですね。
2位:ジュースがたくさん搾れる(70人中24人)
AG7500は他社のスロージューサーと比べてもありえないくらい圧倒的な搾汁量を誇っています。
結果的に食材の使用量も減るので毎月の家計にも優しくなります。
「人参の使用量が3~4割減る」「目一杯搾れて気持ちが良い」など。
3位:搾りカスが少ない・水分も少ない(70人中23人)
2位の搾汁量にも関係してくるのですが、たくさん搾れるということは搾りカスも少なく、乾燥した状態で出てくるということです。
「今までのジューサーだと2度搾ってたのが1度で済んで時短になる」
「生ゴミが少なくなる」「搾りカスがふんわり」など。
この点は思っているより恩恵が大きいようですね。
4位:手入れが思ったより楽(70人中22人)
悪かった点で1位だった「掃除が面倒」に反して「思ったより楽」という意見がランクイン。
しかも「面倒」が17人で、「楽」が22人ですから「楽だった」という人が多いということになります。
ですが誤解しないように。「(思ったより)楽」なので手間なことに変わりありません。
「付属のブラシを使えば楽」「お湯に浸け置きしておくと楽」「慣れれば簡単」「10分で済む」「最初だけ面倒」といった意見が大半でした。やはり慣れの問題ですね。
5位:音が静か(70人中13人)
静音性も好評でした。基本的にゆっくり回す機械なので音がそこまでするはずもないですよね。
特に普通のジューサーから買い替えた人はその静かさに驚くはずです。
その他の高評価
・高級感のあるデザイン・見た目(70人中13人)
人数的には同率5位ですがこちらで紹介。
オールステンレスのシルバー色は高級感があり、インテリアとしても目立ちます。
「とてもかっこいい」「キッチンに馴染む」など。
お客さんに自慢もできますね。
・ステンレスの利点
オールステンレスなのは高級感を演出したいためではなく、ちゃんと理由があります。
「野菜の色が移らない」「水分が残りにくく、拭きやすい」「錆に強い」といったレビューが物語っていますね。
まあその分、価格に跳ね返るわけですが…。
その他の意見
ここからは良い評価も悪い評価もひっくるめて少数意見を紹介します。
・オマケはいらないから安くしてほしい
野菜セットとかいらないって人もいますよね。
・続ければ圧倒的にお得
これだけ値段が高ければ続けざるを得ないですね。
・葉物を絞るのはこれが一番
人参ばかりが注目されていますが、実は葉物においても最強のようです。
・とにかく慣れが必要
お手入れ・人参のカットの仕方・取り付けなど、とにかく慣れを必要とします。それを乗り越えられたら快適な野菜生活が待ってることでしょう。
性能について
では、スペックをご覧ください。
AG7500 | H-AA | |
寸法 | 幅514×奥行191×高さ277(mm) | 幅292×奥行210×高さ462(mm) |
重さ | 12kg | 5.8kg |
スクリュー回転数 | 82回転/分 | 43~48回転/分 |
連続使用時間 | 30分以内 | 30分以内 |
消費電力 | 180W | 150W |
静音性 | 64dB | とても静か |
フローズン | △(別売り) | ○ |
搾汁量※ | 350cc | 244cc |
※搾汁量は人参500グラムに対して何CCのジュースが搾れたかを表しています。
搾汁量
やはり最も目立つのが搾汁量。
ここでは人参500グラムから取れた量を掲載していますが、AG7500はアドバンスド100の約1.4倍のジュースが搾れます。
搾汁量が多いということはそれだけ用意する食材も少なくて済むし搾りカスも少なくなるのでメリットだらけです。
寸法・重量
AG7500は構造上横に長く、背は低いです。H-AAは背は高いですが場所はそこまで取りません。
どのみち分解の際に部品を少し持ち上げたりしないといけないのである程度の高さは必要になってきます。そう考えるとH-AAの方が省スペースと言えるのでは。
重さはAG7500がなんと12kg。アドバンスド100の約2倍です。オールステンレスなので重いのは仕方ないですね。しかしAG7500はモーター部分を持ち上げる事はそうそうないので設置する時以外は気にする必要はなさそうですけどね。
静音性
後発ということもあり静かなのはアドバンスド100で間違いないです。
ですがAG7500もそこまでうるさいというわけではないのでそこまで気にならないのでは。数値で言うと両者とも最大で60dB台でしょう。これは普通の会話程度の音量になります。普通の会話がネックになる人はそうそういないでしょう。
フローズンは作れるか?
アドバンスド100は最初からフローズンストレーナーが付属していますのですぐに作ることができますがAG7500は別売りのハウジングを取り付けないと作れません。それがまたなかなかのお値段で…。
→エンジェルジューサー用フローズンハウジング
以上を考えると、総合力ではアドバンスド100の方が上とも言えそうですが、エンジェルジューサーAG7500には搾汁量という絶対的な力があります。ではその搾汁量が家計にどう影響するかを見ていきます。
コストパフォーマンス
アドバンスド100とエンジェルジューサー、結局どちらがお得なのか。結論から言うと、
「使えば使うほどエンジェルジューサーがお得」
ということになります。
では、AG7500とアドバンスド100でジュースを作る費用を比べてみます。
毎日人参ジュースを200cc飲むという条件で計算してみました。金額は年間でなく通算しての総額なので気をつけてください。
1年目 | 2年目 | 5年目 | 10年目 | 15年目 | |
H-AA | \84,528 | \126,072 | \250,704 | \458,424円 | \666,144 |
AG7500 | \220,200 | \251,400 | \345,000 | \501,000 | \657,000 |
一年間に飲む人参ジュースの量が200cc×365日で73,000ccです。
73,000ccのジュースを作るために必要な人参はそれぞれのジューサーの搾汁量によって異なります。
AG7500が搾汁量70%(100グラムの人参から70ccのジュースが絞れる)なので人参は104,285グラム、約104kgです。
人参が1キロ300円と仮定した場合、
104×300=31,200円。本体189,000円+人参31,200円なので、
AG7500の一年目の費用は220,200円。
アドバンスド100も同様に計算すると
本体42,984円+人参41,544円。
アドバンスド100の一年目の費用は84,528円です。
一年目はさすがにアドバンスド100の方が安くですみますが人参代だけで考えるとAG7500の方が10,000円も安くなっています。
2年目以降は人参代のみなので一年目の差は次第に縮まっていきますが、AG7500がアドバンスド100よりお得になるのは15年後という何とも気の遠い話に。
ですが毎年かかるコストは確実にAG7500が安いですね。
手入れのしやすさ
スロージューサーはとにかく手入れが慣れるまで大変です。これはどの機種でも同じ。
AG7500も慣れるまで面倒でしょう。
どれくらい手間がかかるかは以下の動画を参考にしてください。
まず固定グリップを外してモーターを回転させることでギヤを取り外すことができるのですが、ギヤがむき出しになって回転する瞬間があるので何とも危ない…。下に何か敷いてないと搾りカスが落ちそうですし。。
分解した後も、ギヤの水洗いは簡単そうなのですが、ハウジング部分のカスがなかなか落ちなくて厄介そうでした。
対して、アドバンスド100はお手入れのしやすさを売りにしているジューサーです。これはもう圧倒的にアドバンスド100に軍配が上がります。
搾汁にかかる時間
実は搾汁作業にも大きな違いがあります。
AG7500は食材を一つ投入→押し棒でよいしょ、の繰り返し作業がほぼ必要になってきます。
アドバンスド100も押し棒が必要になる時がありますが、自然に食材が飲み込まれていく事の方が多いです。
これはもちろん稼働時間の差にもなってきます。
個人の手の早さにもよりますが、人参500グラムを搾汁するのに必要な時間は
AG7500:約1分50秒
アドバンスド100:約1分30秒未満
時間だけでなく、いちいち押し棒で詰めてやらないといけないのはなかなかの手間かもしれません。
まとめ
とにかく搾汁量にこだわる人はエンジェルジューサーAG7500がおすすめ。
総合的な快適度で選ぶならヒューロムアドバンスド100がおすすめ。
両者とも長年使うことが前提であるため、長期保証に対応しているショップで買う方が良い!
という結論になります。