コールドプレスジュースは食材をすりつぶしてジュースを搾ります。その際、水分以外は基本的に搾りカスとして分けられてしまうのですがカスの中には食物繊維も含まれています。
じゃあ、食物繊維は別に取らなくてもいいんだ?という疑問が浮かんできます。
解答としては、「食物繊維が足りてる人は無理して摂らなくていいし、不足してる人は摂った方が良い」というとても当たり前な結論になってしまいます。
では、以下に詳しく解説しますね。
目次
まず、食物繊維不足チェック
食物繊維が不足しているかどうかをチェックするには自分の便の状態を見るのが最も手っ取り早いでしょう。
便秘だと食物繊維不足だと言われていますが、実は下痢がちな人も食物繊維が不足している可能性があります。
理想な便の状態としては、
1.1日1回出る
2.水に浮く(※)
3.黄色(バナナ状)
などが挙げられます。
これらの条件から大きく外れている人は食物繊維不足の可能性がありますので意識して食物繊維をとるようにした方が良いでしょう。
※水に浮くかどうかは諸説あり、一般的には水に浮いた方が良いと言われていますがそうとも言い切れないという説を提唱している研究者もいます。
明らかに食物繊維が足りてない人
日頃から肉中心で野菜を食べない、食生活が乱れてていつも下痢気味、なんて人はぜひ食物繊維をたっぷりとることをおすすめします。
サプリなどで補給するのも一つの手段です。
食物繊維の摂り過ぎによる悪影響
いくら体に良いからと言って何事もやり過ぎは禁物。
悪影響の代表的な例は便秘や下痢、腹痛など。いずれも食物繊維のいずれかが過剰に効いてしまい起こります。
「おかしいな、繊維たっぷり摂ってるはずなのに…」なんて方は一日に摂取する量を減らした方が良いでしょう。
人参に含まれる食物繊維
食物繊維には大きく分けて2種類あります。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維の働き
・腸内の水分を吸収(正常な便にする)
・コレステロールを吸い取って体外へ出す
・血糖値の上昇を抑制する
・主に小腸で働く
不溶性食物繊維
・腸の働きに刺激を与え、便通の改善を促す
・整腸効果がある
・主に大腸で働く
などです。
人参の食物繊維の割合
ここでは、人参500グラム(およそジュース250ccが搾れる量)で表記しています。
水溶性食物繊維:3.5グラム
不溶性食物繊維:10グラム
合計:13.5グラム
一般的に、水溶性と不溶性は1:2の割合で摂取するのが望ましいと言われていますので人参に含まれる繊維はかなり良いバランスだと言えます。
また、一日に摂取する目安の量としては25グラム以上が望ましいとされていますので、そのおよそ半分がバランス良く摂れる人参はとても良い仕事をする野菜だと言えます。
食べる順番は?
スロージューサーで繊維と分離されて作られたジュース、こちらには生きた酵素が多く含まれています。
酵素には消化吸収を助ける働きがありますのでジュースを先に飲んでおいた方がより効果的だと言えるでしょう。
結論
冒頭でも書きましたが、無理に食物繊維をとる必要はないし、足りない人はとればいい。それだけです。
大事なのは自分の状態の見極めです。
自分には食物繊維はいらない!と思ったら搾りカスを他のことに利用すれば良いし、不足してるかも…?と思ったら意識して食べる方向で行きましょう。
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